ゆめ2っきの考察

長いことこのブログはゆめ2っき考察ブログとして運営してきましたが、
ストーリーの考察を記述したことはありません。

というかしなかった。理由は過去記事に書きましたが
http://d.hatena.ne.jp/dedp/20130607/p1
開発者として一応関わったので書くべきではないと考えてるからです。

しかし「前回のコメントの一部を受けて」+「開発にも関わる事だから」
ということで考察0.5みたいなものを書いていこうかなと思います。

話の初めにいきなりで申し訳ないですが、「例」から説明してまいります。

前からニコニコ動画で人気の「東方」というジャンルがあります。
こちらの東方シリーズに関して2次製作OKということで
多数の2次作品が投稿されています。
その過程で東方本家では表現されていない各キャラの性格付けが設定されています。
不思議なことに2次制作間においてある程度各キャラの性格付けに関して
そこまでブレが無いようです。(すいません、内容自体は詳しくないんです・・・)

これは初期あたりの2次制作者の作品を見て、他の製作者が「自分も作ろう!」という運びになったのだろうでしょうが、そのキャラの性格つけや表現に関して
それを引用したり、「無意識にそういうキャラである」とイメージ付けされている
ためかと思います。そしてその作品をまた他者が見るというようなもので
自然と固定されていったものかと思います。
(自然にペルソナが作成されたような。本体がないのに不思議ですね。)

そのストリームから極端に離れたキャラの個性付けや
支持されない添付されたものは自然に排除されていったもの思います。

またゆめにっき本家の2次制作系のものでも各キャラにある程度の個性付けの
基本があるように思えます。(東方ほど顕著だったり統一されたものではありませんが)

まぁながながとダラダラと例を持って説明していきましたが
不特定多数によって各キャラクターがイメージ個性付けされていっていくのは
実は昔からありました。昔では2chのAAなんかも
不特定多数によって個性付けされていったのもあります。
(わたしこの現象自体かなり面白いものと受け取ってます。
昔からあり、今もあるからネットにおける自然現象の一つなのでしょうが
それもネットと言えども人に起因してます。)

そこで話をうろつきに持っていきます。
先ほど話しにでた東方のキャラやゆめにっきのキャラクターは一応生みの親がハッキリしており(そこまで作者が考えてない可能性もある、というか高いですが)正解があります。
しかしうろつきには正解がありません。まったくありません。
どちらかといえば2chのAAに近いぐらいです。


数々にっき派生が多くありますが
各々ストーリが合って、作者の思いの個性付けがあると思います。
完全に個性が無いのはうろつきぐらいかと思います。
先ほど「自然にペルソナが作成されたような。本体がないのに不思議ですね。」の点から言えばブッチギリ不思議を超えて不自然なキャラクターです。

しかしある程度というか結構なペルソナがある。各人の認識のペルソナで言えば
相当なものと思います。(一時期せのびのグラで迷ったときpixivとか見たのですが漫画とかもあるんですね。)

うろつきは
ラフ画を書いたのも誰かもわからない。
不特定多数で作成されてるため個性付けの正解は無い
正体はない。
けどある程度ハッキリしたペルソナがある。(それもこれも不特定多数によって)

わたしはこの点からみて
うろつきが幽霊的なものと感じますし(幽霊の大半は人の意識によって発生するものです。この点は深く書きませんがが 幽霊の正体見たり枯れ尾花のような 、深夜に柳をみたようなものです)
不憫なキャラクターだなーとも感じます。

ここだけの話にして欲しいのですが、私個人の意見で断言するとゆめ2っきにはストーリー上考察するべき点はありません。不特定多数で制作しているから。
しかし各製作者のストーリーは間違いなく組み込まれています。これも断言します。

つまり正解はないが不正解もない(ありきたりの〆!)という感じです。

しかしです、(以下の文が結構大切です)

せのびの記事を書きましたが、コメントに頂いたようにせのびのエフェクトアクションは大人が泣くことで、考察できるような深い点を感じる事が出来ます。
しかしキャラチップを見ると判るのですが実はせのびは他のエフェクトアクションを実装する予定でした(未定の予定で恐らく永遠に実装されることは無かったと思います。理由は技術的なものも多少ありましたが実装する気にはなれなかったと言うのも大きな理由としてあがります。内容はボタンを押すと大人うろつきがお金の事やタバコの事を考える深みの無い内容でした。)
しかし実際には本来の制作者である私ではなく、ゆきひつじ氏が泣くエフェクトアクションが実装されました。
この点、私がまったく想定していないエフェクトアクションでしたし、
ゆきひつじ氏がせのびにエフェクトアクションを付け加えたのは恐らくですがたまたま「せのび」にエフェクトアクションがなかったためと思います。また、ゆきひつじ氏が作品を深みを付け加えるためにせのびができたわけでもないのです。(多分せのびはゆきひつじ参加前実装)
以上の複数の条件から
せのびが泣くという点はたまたまの流れです。
ゆきひつじ氏も私もたまたまの実装のものであります。
そのため上記のように「ゆめ2っきにはストーリー上考察するべき点はありません。」という理由につながります。

しかし何故ゆきひつじ氏が大人が泣くという流れになったのか?
私自身がグラフィック作成までしていてせのびのエフェクトアクション実装にいたらなかったのか?
理由はよくわかりませんし ゆきひつじ氏に尋ねたことがないのでわかりませんが
恐らく大きな理由として20氏の作成MAPの深海の小さな家のイベントが原因かなと
いまさらになって考えます。
かなり力の入って 雰囲気の抜群のイベントなので意識に強く残ったものと思います(大人とこどもがメインチックなイベントですし)

そのイベントが強く意識にあって、わたしは安易なエフェクトアクションを実装しなかったし、ゆきひつじ氏が大人が泣くというイベントを実装したのかもしれません。

ハッキリ言って明確な理由になっていませんが。

しかし東方のような不特定多数の個性付けという現象例をみて、20氏の作品の影響、20氏のうろつきの個性付けの影響を受けて私とゆきひつじ氏はこのような流れになっている。
ともいいきれるような言い切れないような、一本の不確かな線を感じます。
うろつきが泣くようになったのは運命的なたまたまでもあるように感じますし
たまたまでもない必然でもあるように感じます。

今回は1例ですが、うろつきは多く少なく、制作、正体レベルで(恐らく)このような流れになっています。


今回の件正直私自身考えがまとまってないので上手くは言えてはないと思いますが、ああ何となくで感じて頂ければと思います。


わたしはこのうろつきの正体があるようなないような点を
うまく言えないもやもやしたものを
イベントやEDにつっこんでます。

K氏も自分の考察を某所で発表してましたが
自分の考察はこんなものですかね。メタ要素が超強い考察ですので
ストーリ考察とはいえないですが。